2020/12/30
2020年のタイ株・ベトナム株の投資結果
2020/12/20
ベトナム株のエレコムとビグラセラハロンをSBI証券で新規購入
ベトナム株の配当が一定額たまったので、ベトナム株をSBI証券にて新規買い付けしました。
今回購入したのはエルコムとビグラセラハロンの2社です。
それぞれ10万円〜15万円程度買い付けです。
下記が会社概要です。
ビグラセラ ハロン(VHL)
・ビグラセラ•ハロンタイル(Viglacera Ha Long Joint Stock Company)はフローリング 及び屋根ふき用のブリック•タイルの製造•販売に従事するベトナム会社である。
・同社は装飾タイル、コットタイル及びブリック等を生産し、同時に運営材料の採掘、他の生産者への技術移転、並びに製造棟の建設もする。
・また、同社は貨物の運送及び石油の卸売にも携わる。
・本社をクアンニン省のハロン市に置き、同社は3つの工場及び2つの企業を有している。
エレコム(ELC)
・エレクトロニクス・コミュニケーションズ・テクノロジー・インベストメント・デベロプメント(Electronics Communications Technology Investment Development Corporation)は電気通信及び情報技術に従事するベトナムの会社である。
・同社は電気通信と情報技術(IT)設備と機器を製造・販売し、付加価値のある電気通信ソリューション、スマートトラフィック管理、ITインフラ、システム統合、セキュリティとインテリジェンス及びハイテク農業などの複数の業界向けのソリューションを開発・実装する。
・また、カスタマイズされたソフトウェアソリューション、自動化コンサルタント、及びリース用オフィススペースを提供する。
ビグラセラハロンは優秀なバリュー株っぽい
購入した理由はめちゃくちゃ割安だからです。
配当利回りは10%に近いです。
2020年の現金配当は2700ドンでした。
12月20日時点で株価が28500ドンなので、9%強です。
コロナ下でも赤字になっていないですし、今後ベトナム経済の成長を考えると
同社がてがけるブリック•タイルが伸びるのは信頼できます。
エレコム(ELC)
ベトナム株はそもそもテック・IT系で買える株が多くないです。
テックセクターで時価総額1位のFPTはSBI証券なのでなかなか買えず、
同2位のCMC通信は十分買っており、
そこで時価総額4位のエレコムを買いました。
業績としてはまあまあというところです。
味見程度に13万円くらい投資しています。
今後、投資成績を紹介していきたいと思います。
海外株に投資する際に英語スキルがあれば役立ちます。
2020/12/19
ファーライ火力発電(PPC)が大幅減配。一株350ドンの配当発表。
ファーライ火力発電(PPC)が現金配当を発表しましたが、前年に対して大幅な減配となりました。
今回発表されたのは一株350ドンの現金配当、権利落ち日は12月18日、支払開始日は1月21日です。前年の同時期は1500ドンでしたので、大幅な減配です。
以下が過去の配当推移です。2020年(権利落ち日ベース)年間でも19年に対し大幅減少となりました。
・2013年:1000ドン
・2014年:2300ドン
・2015年:1200ドン
・2016年:3300ドン
・2017年:2400ドン
・2018年:2800ドン
・2019年:2700ドン
・2020年:1350ドン
現株価は24000ドンなので、1350ドンだと配当利回りは5.6%です。
ファーライ火力発電としては高くないですが、ベトナム株としては平均的です。
来年は業績改善で増配も期待したいですね。
株価はコロナ前と比べてまた低い水準にありますが、過去5年では順調に上がっています。
鬼滅の刃で英語を学ぶ。楽しみながら英語を学びたい人におすすめ。
2020/12/14
【お年玉】ビナミルクが1株1000ドンの現金配当を発表
ビナミルク(VNM)が一株1000ドンの現金配当を発表しました。
権利落ち日は1月5日。支払い開始は2月26日と先ですが、嬉しいです。
年明け早々の配当確定はお年玉みたいで幸先いいです。
2021年:1000ドン(1回、1月時点)
2020年:3500ドン(2回)
2019年:4500ドン(3回)
2018年:4500ドン(3回)
2017年:5500ドン(3回)
2016年:6000ドン(2回)
2015年:6000ドン(2回)
これで2021年の配当は1000ドンです。20年は3500ドンだったので、21年はそれ以上の配当が期待できると思います。なぜなら、コロナのワクチンもできたことで、21年の業績は20年より復調する可能性が高いからです。
このところベトナム株は好調ですが、21年はさらなる躍進を期待したいです。
21年はビナミルクの年になることを願っています。
ビナミルクに関するYOUTUBE動画も是非ご覧ください。
2020/12/06
ベトナム株に200万投資した結果、配当利回り8%で資産増加フェーズ!?
19年1月にベトナム株に投資をスタートしました。投資してからずっと含み損でしたが、いつしか含み益に転換し、配当金も積み上がっていく体制となりました。
長かったです・・・
私は日本が豊かさを維持するために海外投資が重要だと思っており、当ブログでは日本人が海外資産を形成することを少しでも応援できたらと思い、ベトナム株の長期資産形成の推移をお伝えしていくつもりです。
そこで今回はこれまでの2年弱のベトナム株の配当を振り返ってみます。
早速ですが19年1月から、20年12月までの累計配当金は33万円となりました。入金は200万円程度だったので、年間8%くらいで回っております!
ありがたい。
ベトナム株の今の時価は270万円です。今後10年間、配当だけで200万円以上は入ると思いますので、それを再投資し続け、10年で最低1000万円くらいまでいきたいですね。
もちろん数十倍になるような大化け株を当てれれば、それ以上いけると思うので、大化け株を探し続けたいと思います。
タイ株も合わせた現状の含み益はタイ株がフィーバーして、+169万円となっています。
今ベトナムドンの現金が10万円くらい溜まっているので、そろそろ新たな投資先を探したいと思います。投資したらブログでもお知らせしたいと思います!
YOUTUBEでもベトナム株についての動画を上げているので是非ご覧ください。
2020/12/02
ベトナム株配当情報:サイゴンビールが1株2000ドンを発表
サイゴンビール(SAB)が一株2000ドンの配当を発表しました。権利落ち日は11月30日、支払い開始は12月18日です。
サイゴンビールは2月に既に3500ドンの配当を発表しているので、20年は5500ドンの配当となります。12月2日の株価が196800ドンなので現株価に対する配当利回りは2.8%です。
過去5年の現金配当推移は以下の通りです(権利落ち日で振り分け)。今期は業績的には芳しくないですが、前年より大きく増配となっています。
16年:計3000ドン(1回)
17年:なし
18年:計7000ドン(3回)
19年:計1500ドン (1回)
20年:計5500ドン(1回)
下記がサイゴンビールの過去五年の株価推移です。株価はコロナ前から大幅に落ちて、まだ戻していません。コロナに加えて飲酒運転の取締強化の影響もありそうです。早く17年のピーク水準を超えて欲しいですね。
2020/11/30
ビナミルク株の投資分析。ベトナム株入門にぴったり
今回はベトナム最大手乳業企業ビナミルクについて解説しました!
下のYoutubeではこのブログより深く説明しているので、是非ご覧ください!
外国株投資はまずどんな企業があるか知ることから。ベトナム含むASEANの有力企業を学ぶのには「ASEAN企業地図」がおすすめです。
- Youtubeにて株投資チャンネルをやっております!「うみがめの株調査部」
- はじめての方へ:ベトナム株式調査部の概要、投資成績
- 別サイトにて日本株中小型株ブログもやっております。「大化けするかも?中小型株調査部」
*重要な事項
当サイトはあくまで個人の見解で情報提供を意図しており、サイトの閲覧者に銘柄への投資を推奨しているものではありません。また、掲載情報が誤っているかまたは古い可能性もあります。当サイトの情報を利用することで発生したいかなる事故・損害に対しても当サイトは一切その責任を負いません。投資は元本が減少するリスクがあります。上記の株への投資を含む、投資の決定はくれぐれも自己責任でお願いします。
2020/11/08
【20年配当利回り28%】タンカンロジスティックスが一株3000ドンの配当を発表
20年の配当利回りは驚愕の28%
タンカンロジスティックス(TCL)が一株3000ドンの配当を発表しました。権利落ち日は10月27日。支払い開始は11月12日です。
権利落ち日ベースで20年において3度目の配当で、ここまでの総額は計7000ドンです。直近株価が24800ドンなので配当利回りは驚愕の28%です。
私は現株価より低い水準で買っているので、入金ベースではさらに高い利回りです。
以前の記事でTCLの株主総会でベトナム語の記事を翻訳して、20年は大幅増配見通しであることを紹介しましたが、現実となりよかったです。
そんな配当大盤振る舞いはありえない、と言われることもあったので・・・
↓5月に総額7000ドンの配当見通しについて紹介しています。記載の配当利回りは私の入金ベースです。
https://www.stockmemo.com/2020/05/PL_30.html
今年の配当でかなり元が取れたのでいいですが、タンカンロジの来年の配当は減配でしょうね。さすがに28%は持続しないので。ちなみに20年7−9月期の業績は前年比で増収でしたが減益となっています。コスト増加というところですね。
目先の利益はいいので数年後に大きく成長してもらえれば大丈夫です。
私はもちろんTCLは保有継続ですが配当は別の銘柄に再投資したいと思います。
2020/11/04
CMC通信が1000ドンの配当を発表
私の資産倍増の夢を託しているCMC通信(CMG)が一株1000ドンの配当を発表していました。11/23権利落ち、12/08支払い開始とのことです。
ちなみにCMCの7-9月期の業績は前年比で売上増加、粗利は増加、営業利益は減少ということでした。可もなく不可もなくというところで、爆上げ決算は今後に持ち越しです。
ちなみにCMCは外国人保有の残り枠がじわじわ低下しています。1年後にはFPTみたいなプラチナ株になっているかもしれません。それには機関投資家が買えるように業績と時価総額を上げてもらう必要がありますね。
私は全て合わせると3万7千株程度CMCの株を保有しています。今回の配当で3700万ドン獲得することになります。日本円で約16万円というところで、これは他に有望そうなベトナム株に投資する資金にしたいと思います。
ベトナム株はまだまだ割安なので現金が入れば即投資で当面はいきたいと思います!
2020/10/10
最新のベトナム株・タイ株の損益&でんちゅう先生のおつげ。
一週間お疲れ様でした、元証券マンのうみがめです。久しぶりにベトナム株・タイ株の損益のアップデートをします。ダメな時こそアップデートした方が良いと思うタイプなので、含み損の時の方が更新頻度高かったですね・・・
2021年は時間に余裕ができるはずなので、またベトナム株の新規銘柄探索をしたいと思います。ツイッターを中心に情報交換も是非したいのでよろしくお願いします!
最近、配当がそれなりにたまったのでビンホームズ株を買いました。その後ツイッターででんちゅう先生(https://twitter.com/DenchuAsia)から◯◯◯株の話聞いたので、惜しいことをしました(でんちゅう先生のツイッターおすすめです!)。当面配当が貯まるまで買い付けできないのが悔しい・・・(泣)
以前「有望なベトナム株」という記事で紹介したCMC通信とビンホームズの2社が含み損という状態で、本当に心苦しいです。でも両社とも未来は明るいと信じているので、私はもちろん保有継続、むしろ買い増しています。
CMCは別口座で買い増していますし、ビンホームズの今回の買い増しもその姿勢のあらわれです。特別自信があるというよりはリスクとってポテンシャルにかけているというところです。最悪ゼロになっても仕方ない、という心持ちで投資しております。
保有株はデルタ株がトリプルバガー近くになっていますが、さすがにやりすぎですね・・・大きく調整することもあると思いますが、とりあえず見守ります。
投資している株の中で1つでも10倍・20倍株が出てくればいいな、というスタンスでとりあえず保有し続けます。
そういえばベトナムコンテナはCMCを買うため一度一部を損切りしましたが、しっかり株価が上がってきましたね。万年含み損の株が含み益とはなんか感慨深いです。そういう銘柄が上がるときはピークアウトの前だったりするので少し怖いですが・・・笑
やっぱベトナム株がいい
最近アメリカの中型株を物色しているのですが、なかなか良いなと思うのはないですね。自分がその企業について理解できてないのに、凄いバリュエーションがついているので、買いにくいです。
自分の理解度の問題と、地味な投資スタンスのせいです。ただ投資の幅は広げたいので、トライしなければと思いつつ・・・実行できてないですね。
ベトナム株の方が、PL・BS・CFのわりに安い企業があるので、もろもろのリスクはありつつも、買いたくなります。
しばらくベトナム株探索はできていないですが、そのうちに本格再開する予定ですので、引き続きお付き合いください!!!
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2020/10/07
新興国株投資で私が大事にしている事
こんにちは、うみがめです。
今回は、私が新興国株に投資する際に学んできたことを共有できたらと思います。
私はベトナム・タイ株には約2年弱投資をしています。
ベトナム・タイ株の保有額(時価)約1000万円です。
お恥ずかしいことながら最初は、含み損続きで大苦戦してきました…
しかし、今ではなんとか利益化することに成功しています。(ダブルバガーも含む)
そこで大化けするキラキラな面もありつつ、リスクもある難しい新興国株の中で有望な銘柄を探す上でどういったノウハウがあるかをお伝えしていきたいと思います。
私のこれまでの新興国株投資について
こちらが私の過去6ヶ月の新興国株への投資成績を表したものです。
最近はかなり盛り返してきています。
こちらの口座には500万円を投資していて、
タイのデルタ電子は130%増、約2倍に増えています。
ご覧いただいてわかるように、利益が出ているのはSBテクノロジーを除く上位3社のみです。(デルタ電子、タンカンロジスティックス、ビンミンプラスチック)
その3社以外は他は全て含み損です。
しかし、一部株の利益だけで全体の収益はプラスになっています。
新興国株の魅力
- マクロ経済の見通しが良好
ベトナムなどの新興国は、人口も増加傾向にあり、人々の所得、教育水準、消費量も上がっています。
株を買う上では、そのように経済が伸びている国の企業の株を買うのは魅力だと思います。
- 長期で大きなキャピタルゲインが期待できる
このように成長をしている国で投資が成功すれば、伸び率も大きいのでかなりのリターンが期待されます。
- 分散投資になる
私も含め多くの方は、日本株・米国株を重点的に投資すると思いますが、このように新興国にも投資をすることで分散投資ができます。
新興国株の難しい点
- 情報が乏しく、企業の深い理解が難しい
自分が投資したい、投資している企業の情報がかなり少ないです。
企業が企業情報をあまり公開しないという傾向もあります。
- 先進国比でリスク要因が多い
- 流動性が乏しい
- 手数料が高くなりがち
新興国株投資の3箇条
①キャッシュフローが良い企業を買う
②分散投資する
私も何社かはリターンを取れた会社もありますが、ほとんどは含み損です。
いくつかに分散しておけばポートフォリオとしてもリスクを分散できます。
- 新興国では 大型株>中小型株
- オールドエコノミーをみくびらないで!
一番大事な新興国株の財務状況はどうやって調べるの?
新興国株投資では…
外国株投資はまずどんな企業があるか知ることから。ベトナム含むASEANの有力企業を学ぶのには「ASEAN企業地図」がおすすめです。
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2020/09/25
2020/09/24
ベトナム:HTグループベトナム国内で新プロジェクト発足
乳製品製造大手THグループ(TH Group)は、コントゥム省サータイ郡モーライ村で、ハイテク酪農場・乳製品加工工場を発足しました。
投資額は約110万ドル(約1.1億円)です。
コントゥム省サータイ郡モーライ村で、ハイテク酪農場・乳製品加工工場を発足しました。
HTグループは2018年に2年以内にミルク事業をシンガポール市場でIPOする計画と発表していました。これが上場して成功させるための最終段階と言えるのでしょうか。
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2020/09/23
ベトナム医療について少しだけ調べてみました!
こんんちは、うみがめです。
今回はベトナムの医療事情と投資についてお伝えしていきたいと思います。
ベトナムの医療投資
ベトナム医療は現在、経済的にも人口統計学的にも劇的な進化を遂げるポテンシャルをもっています。2019年のベトナムの医療機系の支出は17 billion UDS(約1.7兆円)、これはベトナムのGDPの6.6%に値します。(Fitch Sollution調べ)
さらに2022年には、22 billion USD(約2.2兆円)を医療に投資すると予想されています。
ベトナム政府はベトナム中心地と郊外両方で病院混雑緩和のため、新しく公立病院を建てたり、人々が平等に医療を受けれるよう投資を続けています。
その一方で、私立病院はホーチミンやハノイなどの中心地にいき、中間層に向けたサービスを展開しています。
ベトナムの中間層にとっての医療
ベトナムの医療は、急激な経済成長で高品質且つ患者に寄り添った医療サービスが中間層において需要が出てきました。中間層は、現在4400万人、2030年には9500万人になると予想されています。
新型コロナウイルスの拡大により、人々は安全な医療、食品、水、労働環境を求め、より良い医療を受けようと医療費にお金をかけていくことも明らかになりました。
ベトナムの保険事情
ベトナムは日本同様、社会保険を一般的な医療保険としています。人口の約87%をカバーしており(WHOより)、政府は全国民が保険に入れるよう目指しています。また、政府はベトナム中心地と郊外両方で病院混雑緩和のため、新しく国立病院を建てたり、人々が平等に医療を受けれるよう投資を続けています。
その一方で、市立病院はホーチミンやハノイ、ダナンなどの中心地にいき、中間層に向けたサービスを展開しています。
ベトナムの医療品事情
2020年2月28日、ベトナム政府はNo.20/NQ-CPという不織布のマスクをアメリカ、イギリス、カナダなどの新型コロナウイルス拡大が深刻な地域に送るという決議案を出しました。この政策はコロナ後もマスクだけでなく、ベンチレーターや、手袋、ガウン、医療キットなど様々な分野でベトナム製品を世界マーケットに進出させるきっかけになりました。
ベトナム医療機器市場は、2016年頃から成長をみせているものの、まだまだ日本、ドイツ、アメリカ、中国、シンガポールなどからの輸入に頼っており、ベトナム国内で生産しているのは市場全体の10%に止まっています。
理由は、ベトナムのほとんどの工場がまだ世界基準の製品を生産できる能力を持っていないこと、ベトナム工場の進化より、中間層ににおいて高品質医療の需要が先行してしまったことが挙げられます。
医薬品に関しては55%が輸入に頼っていて、ベトナム政府は将来80%は国産品でカバーできるようにしていく計画を打ち出しています。
ベトナムの病院事情
ベトナムの病院では、手術に必要な医療機器や集中治療室が足りない事象が起きています。多くの病院が買い替えが必要な古い医療機器を保有していて、政府は医療品輸入を強化するため、輸入割当制限を実施するなどしています。
ちなみにベトナムに病院は1531棟あり、そのうちの86%は公立、14%は私立病院となっています。
デジタル医療
ベトナム公立病院は、新型コロナウイルス拡大防止を目的としてオンライン診療を始めました。2020年4月18月、保健省と情報省は遠隔医療プログラムを発足しました。
国防省傘下ベトナム軍隊工業通信グループのベトテルグループにより開発されたバーチャルプラットフォームを通して医者と患者を繋ぐサービスを展開すると発表しました。
ベトナム人口の約70%は地方都市に住んでいるので、この遠隔医療が成長させていくことが大切になります。
しかし、遠隔医療の投資額はEコマースに比べると足元にも及んでいません。また5G、AI、IoTの発展が鍵になるのでまだまだ成長が必要な分野となっています。
現在のベトナム医療のレベルを考えると、ベトナム政府は消費者と投資家に単純にアピールするだけでなく、彼らにベトナム医療の成長計画を理解してもらって、一緒に努力をしていくというに意識に変えなければ大きな成長は難しいともいます。
改正法により今までより投資しやすくなる可能性 2021年1月1日より施行されるLaw on investment (no. 51/2020/QH14)で、医療分野を含む5分野で、企業の地税の免除または減税、また金銭援助などが政府から援助される。
以前は、 private-public partnership (PPP)が施行されていたが、海外投資家にはあまり魅力的では無かった様子です。
改正法では、以前の法よりも投資家にとってのリスクを下げた内容になっており、海外投資家のスレッシュホールドを51%から50%に下げています。海外投資家がある会社の株を半分以上持っていていると、正式に海外投資家として認可され、投資活動を目的とした者として政府からも扱われるようになります。
日本のベトナム向け医療機器販売会社:NIPON株式会社
こちらはベトナム医療機器の技術商社NIPON株式会社です。
非上場ですが、平成元年に設立しされ、人口増加と経済発展を見越してベトナムの医療に特化したサービスを行っている会社です。
主な販売実績
販売先もこのように多岐にわたっています。
ベトナム医療成長が計画通り進んでいけば、こちらの会社が取引先としている企業も業績が伸びそうですね。
まとめ
- ベトナム政府の医療関係への投資は増えているが、急激な人口増加とミドル層の高サービス需要が追いついていない。
- ベトナム国内で生産する医療品・医療機器については、まだまだ技術・施設のアップデートが必要で、アメリカ・ドイツ・日本などの海外からの輸入に頼らなければいけない状態である。
- 私立病院を中心にオンライン受診のトライアルが進んでいる。公立病院については遅れをとっているが、ベトテルのバックもあり進化が進んでいる。
- 海外投資家においては、改正法に以前よりも投資家サイドの利益が出やすくなり、投資はしやすくなっていますが、複雑なプロシージャーを踏まなければならないなど、まだまだ改善点はあるようす。
- ベトナム企業が国内での医療製品製造を政府の目標値まで引き上げるのには時間がかかるので、しばらくはベトナム向けに輸出している企業に投資するのもアリかもしれません。
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2020/09/20
ベトナム:ドラゴンキャピタルファンド、カンディエン不動産の500万株を売却
ドラゴンキャピタルが経営するベトナム・エンタープライズ・インベストメント・リミテッド(VEIL)はカンディエン不動産と(KDH)の500万株をput-throw(*1)を介して売却をすることを発表しました。
- Phú Hải Real Estate Development Company
- Nguyên Phát Real Estate Investment Company Limited
- Nam Thông Real Estate Development Company Limited
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2020/09/16
ベトナム、ASEANにおいて中国の最大貿易相手に
中国とベトナムが、長く続いている新型コロナウイルスがあるにも関わらず、前年比増加を果たし、昨年に引き続きベトナムはASEANの中で中国の貿易相手のトップを維持しました。
中国の通関統計が示した相互貿易では、2020年1〜4月の8ヶ月間で貿易総額がUSD111bllion(約11兆円)で前年比13.4%増、ベトナムから中国への輸出額は20%増の4USD44.1billion(約4.4兆円)、中国からベトナムへの輸入額は8.7%増のUSD67billion(6.7兆円)になりました。
これはベトナムが中国の貿易相手国世界7位についたことを意味します。
また、中国の最大貿易相手はASEAN地域という発表が中国海関総署によりありました。
ASEAN地域が貿易最大相手になった理由としては、
- 新型コロナウイルスが爆発的な流行をみせていないこと
- ACFTA(中国ASEAN自由貿易協定)による経済的な協力が進んだこと
- ベトナム、シンガポール、マレーシアなどとのサプライチェーンの活発化
- ASEAN諸国との集積回路の貿易が、中国とASEAN貿易の増加
が挙げられます。
また半導体関連の貿易も活発化していて、中国のASEANからの輸入は前年同期比24%増、ASEAN向けの輸出は同29%(人民元ベース)となりました。
アメリカは対中国の半導体取引の規制を強化していますが、それの対応策として中国はASEAN地域をループホールにしていくのかもしれません。
ベトナムでは近年IPOするベトナムの大手企業が増えてきているので、今後も情報キャッチをしっかりして、チャンスを逃さないようにしていきたいと思います。
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2020/09/15
ビナミルク :国内外に牛乳生産工場を広げる見込み
ビナミルクは、近いうちに90h(東京ドーム19個分)の農場をベトナム中部のクアンガイ省4000頭の牛を飼育するため、建設すると発表しています。(本当にめっちゃ真ん中)
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2020/09/13
ビンファスト高級SUV発売
ビンファスト高級SUV発売
ビングループの車体部門ビンファスト(Vin Fast)が高級SUVのSA2.0を初のSUVぶもんとして発表しました。
これはメルセデスベンツやレクサスなどの高級車路線を目指しています。
価格は$164,000〜(約1700万円)と、レクサスのLCやメルセデスベンツのSクラスが買えるほどです。
エンジンスペックは420hp、8速エンジンです。
0-100km/h加速タイムは6.8秒と、ピュアスポーツカーに引けを取らない加速性能を発揮。最高速度は300km/hです。
500台の限定生産で、ベトナム国内の高所得者のみに販売されるようです。
ちなみに最初の100台は17%のディスカウントなので、約300万円もお得です。
これでさらにカスタムなどできて、とても楽しそうですね。
しかしこの車体の製造の関係者は、まだまだハイエンドをターゲットとした車たちに搭載されているような大型スクリーンや、高音質スピーカーなどのレベルには達してないと認めていました。
ビンファストは今年の第一四半期は5,124台をベトナム国内で販売しており、これはヒュンダイ、トヨタ、キア、ホンダに続く国内販売台数第5位となっています。
ベトナム国内での高級車需要の拡大はまだまだ時間がかかりそうですが、技術が評価されていけば急速なグローバル展開も夢ではありません。
まずここまでハイコストなので、故障がしないことと、アフターケアでの技術力と店舗でのホスピタリティが重要なポイントになってくるかと思います。
外国株投資はまずどんな企業があるか知ることから。ベトナム含むASEANの有力企業を学ぶのには「ASEAN企業地図」がおすすめです。
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*重要な事項
当サイトはあくまで個人の見解で情報提供を意図しており、サイトの閲覧者に銘柄への投資を推奨しているものではありません。また、掲載情報が誤っているかまたは古い可能性もあります。当サイトの情報を利用することで発生したいかなる事故・損害に対しても当サイトは一切その責任を負いません。投資は元本が減少するリスクがあります。上記の株への投資を含む、投資の決定はくれぐれも自己責任でお願いします。
2020/09/08
ベトナム株式市場:8月回復
こんにちは、うみがめです。
ベトナムの株式市場が政府の迅速な経済への刺激と公共投資によって8月に回復傾向になりました。
8/31、ベトナムVN指数は、881.6ポイントで前月の10.43%アップです。
またいくつかのセクターでは急激に経済が戻ってきていて、、、
1年間で見るとVNMAT以外はコロナショックの前のピークを超えていませんが、
直近1ヶ月の推移を見ると新型コロナウイルス第一波〜第二波が来るまでの間のように、
すごい勢いで回復していることがわかります。
またワクチン普及も現実味を帯びてこれば、過去5年で一番ピークだった2018年冬を超えるのもすぐでしょう。
中国を始め様々な国が有望市場としてみているベトナム。
ボトムでベトナム株に投資できるのはここがラストチャンスかもしれませんね。
ちょっと焦って購入しちゃいそうです…落ち着け自分。
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2020/09/06
ベトナムコーヒーチェーンハイランズコーヒーの親会社はあのジョリビー?!
こんちは、うみがめです。
先日ベトナムのコーヒー需要が世界で伸びていると同時に国内でもコーヒーショップ産業の成長も目覚ましいとお伝えしました。
そこでベトナムの大手コーヒーチェーン店Highlands Coffeeについて少し調べてみました。
Highlands Coffeeとは
一番親元のジョリビー(JFC)の株価
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2020/09/05
ベトナムコーヒー豆需要アジアで更なる拡大期待
こんにちは、うみがめです。
ベトナムのコーヒー需要増大に伴うベトナムコーヒー豆の輸入拡大が財務省の貿易統計で明らかになりました。現在ベトナムはブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー豆輸出国です。
特に中国での需要が拡大している様子です。理由は、新型コロナウイルスの影響で営業を中止していたカフェが徐々に営業再開したことによる消費回復です。
日本の生コーヒー豆は、ブラジル、コロンビア、インドネシア、ベトナムが主な輸入国となっています。ブラジルは長年1位を保っていましたが、2020年1~6月期ではベトナムが輸入量トップに立ちました。
日本大手株式会社の丸紅株式会社は2019年にベトナムでのインスタントコーヒー事業を強化していく方針を発表し、ベトナムコーヒー産業への投資は今なお積極的に行われています。
こちらは丸紅のHPからのものですが、
世界のコーヒ需要と中国におけるコーヒー豆の消費が着実に増えていることが見受けられます。
またベトナム国内でも、ベトナム大手ECサイト「Tiki」とビングループが展開するアプリケーション「ビンID」の2社がフードデリバリーサービスを展開する予定です。これによりさらに新型コロナウイルス拡大を懸念している大衆のコーヒーの消費も食い止めることができるでしょう。
ちなみに、ビンIDはHighlands Coffee、Starbaucks、The Alleyなどのチェーン店が出店しています。
こーひー豆は、2018年ではベトナムにおける農林水産物の輸出額の約16%占めていて、ベトナムの経済を支える主要なプレイヤーになっています。
ベトナム大手コーヒーショップチェーンは以下の通りです。
- HIGHLANDS COFFEE(ハイランズコーヒー)
- Chrung Nguyen Coffee(チュングエンコーヒー)
- Passio(パッシオ)
- The coffee house(ザ・コーヒーハウス)
- Phuc Long Coffee & Tea(フックロン)
コーヒー産業面白そうなので、次回また調べたものをお伝えできればと思います。
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