■2019年のベトナムの小売売上高の増加率は4年ぶりの高水準
こんにちは、うみがめベトナム株調査部です。ツイッターにてもベトナム株情報をお知らせしますので、是非フォローお願いします:Follow @umigamen1
ベトナムの統計局(General Statistics Office、GSO)によると2019年のベトナムの小売(サービス含む)売上は4940兆ドン(2148億米ドル)と2018年に対し11.8%増加しました。BIZHUBが伝えています。
この増加率は過去4年で最も高い水準です。2016年に10%、17年・18年はそれぞれ11.6%増加しています。
インフレ調整後では19年の増加率は9.32%となり、18年の同8.4%を上回っています。
GSOのVu Manh Haによりますと、所得の上昇により購買力が上昇した結果とのことです。また流通チャンネルの多様化、質の高い製品や魅力的なプロモーションが消費者のニーズにマッチした点も作用したとしています。
商品の売上は前年比で12.7%増加しました。
宿泊・ケータリングサービスは同9.8%増加しました。
ツーリズムサービスは2.1%の増加にとどまりました。
購買力が高い(もしくは成長率が高い)都市として以下が挙げられています。
Thanh Hoa,
Hai Phong,
Ha Noi,
HCM City,
Da Nang,
Can Tho,
Nghe An,
Khanh Hoa,
Ba Ria-Vung Tau
Quang Ninh
特にナムディン省(Nam Dinh)が購買力の最も高い伸び率を達成しており、なんと18%も伸びています。
■ベトナムの小売系企業といえばテーゾイジードン投資(MWG)。他には?
ベトナムの小売業界が好調ということです。小売で有名な銘柄としてはテーゾイジードン投資(MWG)がありますね。
【テーゾイジードン投資(MWG)】— ベトナム株式調査部 (@umigamen1) November 18, 2019
ベトナム株の時価総額の大きい銘柄を紹介しています。
⚫︎MWGは通信機器・IT製品・電子製品、家電製品、食品の販売をしている小売大手です
⚫︎株価は過去1年で50%以上上昇。綺麗なチャートです!
⚫︎バリュエーションはPE14.6倍、PB6倍#ベトナム株 pic.twitter.com/6F5YL60vvy
MWGは以前記事でも簡単に紹介しましたが、また機会があれば分析したいと思います。
MWG以外はどうでしょうか?Vietstockにて小売セクターを時価総額でソートすると
2位:ビグラセラ Viglacera Corporation - JSC (HOSE: VGC)
3位:タセコエアーズTaseco Air Services JSC (HOSE: AST)
となりました。ビグラセラはタイルとかの建材中心で小売は小さいですね。タセコエアーズは免税店や空港での小売サービス事業を中心に事業運営をしています。面白そうです。今度機会あれば見てみたいと思います。
色々面白い企業ありますね。「ASEAN企業地図」でベトナム含むASEANの有力企業を学べるのでおすすめです。
ブログランキング:更新のモチベーションになりますので、クリックお願いします!
*重要な事項
当サイトはあくまで個人の見解で情報提供を意図しており、サイトの閲覧者に銘柄への投資を推奨しているものではありません。また、掲載情報が誤っているかまたは古い可能性もあります。当サイトの情報を利用することで発生したいかなる事故・損害に対しても当サイトは一切その責任を負いません。投資は元本が減少するリスクがあります。上記の株への投資を含む、投資の決定はくれぐれも自己責任でお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿