■ベトナムの19年1-10月の貿易黒字は90億ドルと絶好調
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ベトナムの19年1−10月の貿易収支は90億ドル（約1兆円弱）の貿易黒字になりました。税関のデータをもとにThe Saigon Timesが報じています。
輸出：10月の後半2週のベトナムの輸出総額は131億ドルと10月の前半2週から27%増加しています。2019年の10ヶ月累計では2188億ドルと前年の同時期に対し、8.3%（167億ドル）増加しています。
輸入：輸入に関しては、2019年の10ヶ月累計で2098億ドルと前年比でYoY7.7%増加しています。
輸出に占める主力製品は、スマホ、パソコン、衣料、靴、機械装置、木材加工品、海産物、鉄鋼製品でした。
特にスマホ及びスマホ関連の部品が440億ドルを一番大きい構成比を占めます。パソコン及び周辺機器が291億ドルとそれに続きます。
輸入に関しては、コンピュータ及び関連器具、機械装置、スマホの順に大きい構成比となっています。
■ゆっくりも着実にベトナムの製造業が育つ
貿易黒字が前年に対して拡大しているのはベトナム経済及びベトナム株に対し非常にポジティブですね。特に電化製品の中でも、付加価値の高いスマホの輸出額が増加しているのは良い傾向ですね。
米中貿易摩擦で世界の工場であった中国からベトナムへシフトしている流れが確認できます。スマホのサプライチェーンは広大かつ付加価値が高いので、ベトナムの製造業が幅広く恩恵を受けると考えます。
製造業の業績面において短期的には研究開発や設備投資が増えたりと、急に業績に好変化が起きるわけではないですが（むしろ短期的に悪化する可能性もありますが）、株としてはそんな時こそが投資のタイミングです。
引き続き、気長に投資できる長期投資家にはベトナム株は有望だと思います。
今回は以上です。引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」にベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。
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