2019/11/24

有望なベトナム株はどれか?(19年11月時点)








■どのベトナム株が有望なのか?19年11月時点の私見



こんにちは、うみがめベトナム株調査部です。ツイッターにて更新をお知らせしますので、是非フォローお願いします:

今回は、ツイッターで頂いたご意見を考えていきたいと思います


ついにベトナム株を買う決心がつきました。3〜5銘柄くらい買おうと思っています。VNMは決まっていますが他に長期投資でおすすめ銘柄があればご教授して頂ければと思います。私の候補としては今はGAS、FPT、SSIがあるのですが・・


当然、特定の株の投資推奨はできないので「私ならどうするか」をお伝えしたいと思います。

売買の結果の損益に対しては責任を負いませんので、自己責任でお願いします。この点をご了承頂ける方のみ、読みすすめて頂けれたらと思います。



■そもそも私もベトナム株勉強中の身です




ちなみに私は19年1月からベトナム株をはじめており勉強中の身です。損益も配当を入れてやや赤字で、まだ儲かっていないです。株全体では、日本株がマーケットに沿って好調で、19年の含み損益は+500万円程度となっています。

ただベトナム株は数年後にそれなりに儲かっていると思っています。



■今日、私が買うならFPT(もしくはCMC)とビンホームズ(VHM)




早速、結論として今日自分が買うならならFPT情報通信(FPT)とビンホームズ(VHM)です。

ちなみにこれは株価水準・経済状況・他の保有銘柄、はたまた気分の持ち様によっていくらでも変わります。なので来月は違うことを言っている可能性が高い、というつもりで捉えてください。

FPTは外国人保有率の上限にありSBI証券ですと購入するのが難しいので、代替としてCMCコーポレーションをあげます。

ただ株はトップ企業を買うのが基本戦略ですので、可能であればFPTを買いたいです。

私がFPTとビンホームズが良いと思う理由は以下の通りです。


①両銘柄ともセクターの中で最も時価総額が大きい


単純な様ですが、ベトナム株が大きく上昇するには外国人・外国ファンドが買う必要があります。それには流動性や一定の時価総額が必要です。その観点から両銘柄とも◎です。

CMCは情報通信セクターでFPTの次に大きい時価総額ですが、それでも19年11月現在でFPTの1/10です。でも、だからこそ魅力的とも言えるかもしれません。


②両銘柄ともセクターの中でトップ企業である


トップ企業であることは競争力につながります。例えば、同じことしてても2番手以下企業は規模の経済で負けます。提携・開発・新規案件・物量、あらゆる面でトップ企業は有利で、一度差がつくと逆転は難しいです。

遠いベトナムの地に投資する際に、競争リスクはなかなか判断が難しいです。なので、少なくともトップ企業を買っておきたいですね。その点、両企業ともそれぞれの分野の圧倒的トップです。


③両銘柄ともインフレ耐性が◎


これからアウトパフォームできるベトナム企業はインフレを跳ね返す力のある企業と考えています。

直近、色々なベトナム企業の決算を追っていて感じますが、著しいコスト上昇(売上原価及び販管費の上昇)が利益成長を損なっているケースが増えている印象です。

なので価格転換が可能であったり(不動産)、そもそも付加価値や限界利益が高い事業(IT)でないと、「売上が増えても思ったより利益が増えない」という状況が続きそうです。

この観点からはコモディティに近い事業をやっている会社へのフルベットは避けた方がいいと思います。


④両銘柄ともバリュエーションに割高感がない


19年11月現在、両銘柄のP/Eバリュエーションに割高感はないです。そもそもバリュエーションを気にしても仕方ない様な銘柄で、かつバリュエーションがそこまで高くないのは安心感があります。


⑤ビンホームズはよくも悪くもバブルに注意


ベトナムの不動産市況が加熱してきている話はよく聞きます。一層のバブルになれば株価は上がりますが、はじければ急落します。個人的にはまだアップサイドで見ていますが、この点は要注視です。



備考:FPTは成行注文ができる証券会社(地場やアイザワ証券:証券会社の比較はこちら)でしたら購入できる確率はぐっと上がると思います。私はSBI証券を使っており、ほぼ無理です。


*ちなみに19年11/24日現在、私はCMCには投資していて、FPTとVHMには投資していません。今後投資する可能性は当然あります。



■どうようなベトナム株ポートにしたいか




質問者は5年〜10年のスパンでベトナム株に取り組まれるとのことです。ベトナム株に挑戦する上で、素晴らしい時間軸の持ち方だと思います。

この時間軸でかつ適切な銘柄に分散すれば勝率はかなり高いと思います。単純に考えて、10年経てば配当だけでもとが取れる銘柄も出てくると思います。配当は再投資しましょう。

後は

「どれくらいをグロース株にして、どれくらいの配分をバリュー株にするか」

「どれくらい配当を重視するか」

その人のポートフォリオの作り方、好みしだいかと思います。

私のポートはそもそも未知のベトナム株に投資するということもあり、倒産確率が低そうなバリュー銘柄(フリーキャッシュフローがじゃんじゃんでる銘柄)を最初は買いました。かつ中小型株を買いましたが、これは今振り返ると悪手でした。

そこから色々勉強し、今であれば全く違う銘柄を買うと思います。

もし私がゼロからベトナムを始めるなら、



・ポートの7割は10年後の利益成長力が高そうな銘柄かつラージキャップ(FPT、ビンホームズ、ビングループ、ビナミルク等々)、


・ポートの3割程度は有望そうな中小型もしくはインカムゲインもある銘柄(CMC、再度登場ビナミルク ・FPT)


という割合で構築すると思います。この割合は人それぞれです。ちなみに私は資産のほとんどが日本株なのでベトナム株では冒険をしたい、という事情もあります。

質問者の方が10年目線で投資をできるのであれば勇気を持ってグロース寄りにしていいのではと思っています。

後は、「配当のインカムゲイン」→「グロース銘柄へ投資」をしていくといいのかなと思います。



■最後に・・・




最後に他に挙げていただいた銘柄にコメントします。あくまで個人的見解です。


ビナミルク(VNM)はグロースもありつつインカムも期待できる優良銘柄な気がします。嫌う理由は思い浮かびません。私もいつか買うかもしれません。


ペトロベトナムガス(GAS)も配当という観点から手堅そうな印象を持っています。配当を特に重視する場合は組み入れていいかもしれません。

私の場合は、配当利回りが3-4%ありつつグロースもある様なビナミルクやFPTを優先したいです。


SSI証券(SSI)はまだ調査していないので本音でわかりません。適当な印象をお伝えするのはよくないかと思うので、ご理解ください。



以上、私見を書いてきました。正直こういう私見はデメリットが大きい(外したら恨まれる可能性・・・)ので、書くのは迷いました。それでも参考になればと思って書きました・・・外しても責めないでくださいね!

繰り返しになりますが、投資は自己責任でお願いします。

参考までにビンホームズ及びCMCに関する過去記事です。


ビンホームズに関する記事

CMCコーポレーションに関する記事




 
今回は以上です。引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」にベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。


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うみがめが一番好きな投資本。読み物として面白いので5回は読みました!





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