■ハノイミルク株の取引が停止へ(*ビナミルクとは異なります)
こんにちは、ベトナム株、タイ株により不労所得形成・配当生活の実現を「気長に気楽に」目指すうみがめベトナム株調査部です。ツイッターにて更新をお知らせしますので、是非フォローお願いします:Follow @umigamen1
牛乳製品、牛乳加工品を扱うハノイミルク(HNM、HA NOI MILK JOINT STOCK COMPANY)が2018年度の会計報告の遅延を発表し、ハノイ証券取引所ではハノイミルク株の取引を停止しました。Vietstockが報じています。
ちなみに人気株のビナミルクとは異なるのでご安心ください。
ちなみにハノイミルクはSBI証券で購入できます(もちろん購入はしない方がいいと思いますが・・・)
監査前の数字ですが、19年年度は9月が終了した時点で230億ドンの赤字となっています。7-9月は何とか10億ドンの黒字だったようです。
ハノイミルクは2001年創業し、4000万リッターの生産能力を持ちます。一時はリーディングカンパニーの一角で、子供用の低温殺菌牛乳分野で28%シェアを有していました。
ミルクとヨーグルトのIZZYというブランドが代表的で、2007年には120億ドンの純利益を稼ぎました。その後粉ミルクへの参入を掲げ、乳製品企業のトップ3を目指しました。
しかし2008年に、プロテインの含有量を引き上げるためにメラニンという物質による汚染が疑われます。ベトナムの厚生労働省は2ヶ月に渡り調査を実施し、安全であるとの結論を出しましたが、消費者は離れていきました。
現在のハノイミルクの売上はトッププレイヤーのビナミルク等と比べると非常に小さいものとなっています。
ハノイミルクは、監査済みの会計報告の遅れは、監査とハノイミルクで、貸し倒れ引当金の扱いに関して意見が合わないからとしています。
ハノイミルクは自分たちより大きな企業が状況を助けてくれないかと期待しています。
ベトナム乳製品協会によると、ベトナムの乳製品市場は2018年に9%増加しており、市場自体は堅調な伸びを見せています。
■ハノイミルクの株価推移
ちなみにハノイミルクの過去5年の株価は以下の推移でした・・・ベトナム株は有望というのりで買ってたら大惨事でしたね。
Tradingviewより |
■ハノイミルクの配当
■終わりに:他人事とは思えない理由
ハノイミルクの厳しいニュースでしたが、他人事ではないですね。新興市場にあって、競争も厳しく、日本にいる投資家には現地の経営の状況も詳細にはわかりません。
かつてはクオリティの高い企業でも、気がついたら競争力が低下して、業績も株価も1/10、ということもありそうです。なので今投資している有望株でも5年後、10年後には壊滅しているというリスクがゼロではない、という点は頭の片隅に入れておきたいです。
多少バリュエーションが高くても、競争力のあるトップ企業に投資する重要性が確認できますね。
バフェットが言っているように「10年ほったらかしにしても大丈夫な企業に投資する」というのをベトナム株でも心がけたいものです。
今回は以上です。引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」にベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。
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