■韓国系ファンドが不動産グループのダットサインを買い増し
こんにちは、うみがめベトナム株調査部です。ツイッターにて更新をお知らせしますので、是非フォローお願いします:Follow @umigamenKorean Investment Management (KIM)がベトナムの不動産グループのダットサイングループ(DXG:Dat Xanh Real Estate Service and Construction Corp)株を100万株購入したと公表しました。Vietnam Newsが伝えています。
購入後にはKIMはDXGの持分は、4.93%→5.12%となります。
一方、DXGはDeputy General DirectorのBui Ngoc Ducが直近に19万8400株の売却を登録しました。取引は11月25日〜12月24日の間で行われます。取引の後、Ducは91万5,432株、0.18%の相当する持分が残ります。
19年1-9月累計のDXGの税後利益は21%前年比で増加しています。
■インサイダーが売っているのは気がかり
韓国によるベトナムべの投資強化の動きが顕著ですね。韓国の経済の見通しが不透明なこともあり、成長国への投資を加速しています。
DXGは不動産ということで手堅さはあるものの、一方でインサイダーが株を売っているのは気がかりですね。
来年も順調に業績が伸びるのであれば普通株は売りませんから・・・
ちなみにDXGは日本のトーヨー建設(非上場)とJVを作っています。
■ダットサイン株価はピークから半値
一応株価推移をみてみます。18年のピークから半値です。
バリュエーションはデータソースによって違いますが、おおよそPER4~5倍、PBR1倍〜1.3倍です。
PERはとても安いので、今の利益が続かない前提で市場はみていることになります。今年度の業績に特別利益を含んでいるのかもしれません。
ダットサインは私がベトナム株を始める際にスクリーニングで出てきた銘柄です(買いませんでしたが)。
韓国のファンドは割安だと思って買っており、インサイダーであるBui Ngoc Ducは売り時だと思って売っています。どちらが正しいのか、来年の株価推移が楽しみです。
今回は以上です。引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」にベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。
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