■運輸省がビングループの航空会社 Vinpearl Airを承認。2025年までに36機
Vietnam netによると運輸省がビングループの航空会社Vinpearl Airを承認にし、次は首相の許可が必要とのことです。
首相の許可が出たあとは、 次にCivil Aviation Authority of Vietnam (CAAV) が評価し、最後に再度首相がアプルーブする流れになります。
同社の計画を見ていきましょう。
運行開始は2020年6月で、 6機でスタートです。初期投資はおおよそ200億円強となりそうです。今後毎年飛行機の数を増やし、2025年までに36機を投入し、国内線・国際線の両方の運行を目指すとのことです。
国内62線、国際93線を就航する予定で、エアバスA320、A321、A330、A350ボーイングB737、B787を使用する予定です。
ただし、運輸省は36機では需要より供給が多くなるので、2025年に30機に落とすように推奨したとのことです。
またVinpearl AirはNoi Bai(ハノイ)を主要拠点とするそうです。
■第一印象の評価:当たれば大きいが、競争激化は気になる
上記は今年ホーチミン取引所にIPOしたVietnam Airlineの株価です。上場来、ふるわないですね。時価総額は約2000億円あります。
Vinpearl Airはこの2000億円の価値を奪うチャンスがあります。もちろんベトナムの航空市場自体が成長するので、どんどん増えていくパイを皆で分け合うというイメージです。
航空事業は当然規制産業なので、事業を立ち上げてシェアが取れれば、利益創出が見込める事業です。
Vinpearl Airは初年度に200億円以上投資をするので、当面は赤字でしょう。ベトナムではVietnam Airlineが既にありますが、将来的なベトナムの経済規模を考えると、複数社あってもトップ企業になれれば採算は取れるはずです。
日本にもJALとANAがあり、両社とも利益を出せています(片方は一度潰れましたが・・・)
ただ競争激化は気になります。
✔︎Vinpearl Air以外も参入プレーヤーが相次ぐ
ブルームバーグによると、来年には同じくベトナムの航空会社であるBamboo Airwaysが10億米ドルでIPOをする計画があります。ちなみにBamboo Airwaysは上場会社のFLC Group JSC(FLC)が保有しています。
また、Vietravelが保有しているVietravel Airlinesも2020年に参入を計画しています。
その他にもVietJet Aviation JSC、Jetstar Pacific Airlines Aviation JSC等があります。
この様に競争は激化している中で、勝ち抜くには財務的体力が必要です。
その点、ビングループは不動産事業から生み出される強靭なキャッシュがあるので、投資体力は圧倒的に強いです。投資競争になったら強そうです。もちろん政府との関係性も大事です。
仮にシェア上位に入れれば見返りは大きいので期待したいところです。
以前、ビングループの概要についてまとめたレポートです。よろしければご覧ください。
以上です。引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」にベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。
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