■証券会社のベトナム株の上昇シナリオ
Vietstockが、ベトナム現地の証券会社が出しているVN-Indexの10-12月への見通しを紹介しています。(リンク)
現地のプロやメディアが10-12月のベトナム株、VN Indexをどう考えるかは興味あるので見ていきたいと思います。
以下記事のポイントをかいつまんで説明してみます。
ホーチミン取引所における上場銘柄で構成されるVN-Indexは現在987.59にあります(記事時点)。
BIDV証券は国内外のファクターを評価し、940 - 1,050のレンジで推移するとしています。
また、10月に1015-1025へリバウンドするとしており、仮にこの水準にリーチできない場合は、11月には980付近にとどまり、12月には上昇するとしています。
[…記事ではここまでのところ、ほとんど根拠が述べられておらず、数字のレンジだけが語られています。元のレポートでは根拠が語られているかもしれませんが…
根拠や背景の説明のない、結論だけのレポートは、精度の高くない天気予報みたいで無益だと思います。
根拠を説明してくれたら、色々考えるきっかけになり価値がでてきます。]
ちなみにBSC証券では更に二つのシナリオを示しています。ここではもう少し説明が追加されています。
ポジティブシナリオでは年末にVN indexは1000ポイントに到達します。ラージキャップが牽引する展開です。
別のシナリオではVN Indexは960まで下落します。世界でネガティブなニュースフローが増えることを想定しています。
また別の証券会社のViet Dragon Securities JSC (VDSC)のHoang Thach Lanは世界はまだ不透明な状況にあるとしています。
米中の摩擦や欧米で新たな摩擦が始まろうとしている状況は、ETFへの投資決定にも大きな影響を与えるだろうとしています。
9月までの年初来でVN Indexの上昇に寄与したのはVietcombank (VCB), Vingroup (VIC), Vinhomes (VHM) and PetroVietnam Gas JSC (GAS)とのことです。
一方、Bao Viet Holdings (BVH)が指数を押し下げた銘柄として挙げられています。
以上が記事のポイントです。
ベトナム株の先行きを論じる記事と思い読んでみましたが、正直あまり有益な気はしませんでした。
この無益さはメディアや言語のせいもあると思いつつ、ベトナム全体の投資リテラシーがまだ低いのだと思います。
ということは日本株で鍛えられた日本の投資家にはチャンスかもしれません。こういう記事を読んで参考にしてトレードしてる人には勝てる気がするので…
今まで培ったファンダメンタルズの見方や投資のノウハウを生かしてベトナム株で稼ぐ自信が深まった気がします!
今回は以上です。引き続き気楽に気長にベトナム株に取り組みたいと思います。
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