■不景気が来たらどうするか?アラサーがセミリタイアを目指す【第5週目】
セミリタイア運動を開始して5週目が経ちました。今回は株式投資とマクロ景気・リセッションリスクに対する自分の考えをつらつら書いていこうと思います。
株式投資をする人が誰もが考える、マクロの景気サイクル。景気後退局面ではたいていの株は下がるので、景気後退局面が来るなら誰も株なんて買いたくないですよね。
底で買えれば大きく資産を増やす可能性が高まるのは言うまでもないです。
それでも私はセミリタイアを目指すために
「リセッションの可能性は肯定しつつ、株式に資産の大半を投下する」
という方針と取っています。
リセッションに対する意識は人によってそれぞれです。過去の大きなリセッションを体験している人、そうでない人でも考え方は違うと思います。
その点では、私は2001年や2008年のリセッションを投資家としては体験していません。なので私の考えは、リセッションを経験していない投資家の一意見として捉えてください。
■わかりやすい経済不況がいつくるかはよくわからない
前回は米国を端に発して経済危機が起こりました。今回の震源地は中国でしょうか、欧州でしょうか、また米国でしょうか。
米中摩擦でレバレッジをかけていた中国の成長減速がリセッションにつながる可能性を考えていましたが、世界経済は既に米中の摩擦が継続することを前提に回っています。
景気指標の鈍化を受けて、米国では利上げから利下げへ転換しています。まだまだ世界が緩和方向に動くのであれば、株でも不動産でも、現金を保有するよりはましです。
■リセッションの際に株価がどれだけ落ちるかもよくわからない
株のバリュエーションを見てもリセッション前の06年~07年時よりは低い銘柄が多いです。これはリセッションになったとして、業績の悪化幅に対し、株価の下落率は小幅にとどまる可能性を示唆しています。
仮に不景気になって業績が落ちても、今買える水準より株価が下がる保障はないです。
特にリカーリング収益を持つ企業や高配当銘柄は長期で持てば持つほどリターンが積みあがります。なのでリセッションの時期が遠くなればなるほど「リセッション待ち」は苦しくなります。
考えてみれば世界のGDPはボトム(前回のリセッションである08年)から次のボトム(次のボトム。2019年か?それとも2020年か?はたまた2021年?)へ、大きく増加しています。
サイクルを経て、底上げしている経済の中で、同様に収益やリターンを底上げできる株に投資できればリセッションリスクは長い目で軽減できます。
■リセッションの際に自分が適切に投資できるかわからない
またリセッションを待つ投資するスタイルだと、①明確なライン設定が難しく、そしてなにより②判断(あれこれ考えて迷う)に付随するエネルギーが勿体無い、と思っています。
①に関してはバリュエーションなのか、株価水準なのか、マクロ指標なのか、考え出すときりがないです。
②は、結局それに悩む時間やエネルギーが勿体無いと思います。
逆にここに時間をかけてしっかりリターンを得れる人もいるのと思いますが、自分はそこに時間を使うことにあまり価値を見出していません。面白いと思う企業を自分が納得する株価水準で買えればオッケーです。
■何よりも機会損失を恐れている
ぐだぐだと書いてきましたが、これは年齢や収入等、その人に状況に応じて全く違うと思います。また生きていく中で状況が変化すれば当然考えが変わることもあります。
なので私も3ヶ月後には全然違うことを考えているかもしれません。「これは経済が更にまずくなる、まだまだ株が下がる」と思ったら普通に売るかもしれません。
また「リセッションになるのは時間の問題なので現金を厚めにしている」という方はとても賢いと思いますし、自分も本来はそうすべきとだったと後で思う可能性も十分あるでしょう。
ただ、現況の自分においては次のリセッションの底を逃したとしても、リスクは「セミリタイアの時期がおそらく遅くなる」程度なので、ある意味リスクは小さいと思っています。
むしろリセッションに備えて投資をしない選択をして、そのまま株が上がり続けたら、更に株価が上がった水準で同じ様な選択肢に迫られるわけです。それはきついです。
つまり私はここから株が上がってしまう機会損失を最も恐れています。
仮にリセッションで株が下がっても更に買い増せばいいので同じ投資行動ですが、もともと買えないと思ったものの値段が更に上がると、買いにくいです。
この背景には次やその次の好景気サイクルまで、10年や20年という長期保有をしても良いという自分の方針や年齢的な状況もあると思います。
なので今の方針はリセッションの可能性は肯定しつつ、大丈夫そうな株は握ったまま気絶します。もちろん大きく上がったら売りますが(笑)
今回は、以上です。
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