■19年1-9月は外国人投資家がベトナム株を買い越し
Vietstockによると、19年1月〜9月の間に外国人投資家はベトナム株を500億円程度買い越したそうです(リンク)。体感的に少ないです。まだまだ長期的に世界のお金が回ってくる感じがします。
ベトナム株は国内勢の購買力が弱いので、外国人投資家の動向が株の方向感を決めるとも言え、重要です。
面白いのはホーチミン取引所とUPCoMは買い越しでしたが、ハノイ取引所は売り越しでした。よりラージキャップが多いホーチミンや、UPCoMは国営企業関連が多い点が要因かもしれません。またハノイは金融系が多いのも理由としてはあるかもしれません。
■外国人投資家が買い越したベトナム株は?
買い越し額の半分はETFです。ベトナム市場そのものを買う、という投資主体が強い点は頭に入れておきたいですね。記事ではVanEck Vectors Vietnam ETF (VNM ETF)が挙げられています。VNM ETFの保有銘柄トップは以下の通りです。今後ベトナムETFに資金が流入する際にはこういった銘柄は買われていきます。
外国人の買い越し銘柄が多いのは以下の銘柄です。ラージキャップのハイテクとは無縁なベーシックな事業をやってる企業が多いです。おそらく外国人保有率の制限、流動性や時価総額の観点から買えるラージキャップな銘柄がこういうのしかないんだと思います。
今後、外国人投資家がまとまったお金を投資するには、どうしても外国人保有率の制限にかからず、時価総額や流動性がある銘柄から買うことになります。
なのでこれらの銘柄を持っていると、いずれ外国人が買って値段を上げてくれるので、素直に株価も上がりやすいと思います。
外国人投資家が好きなそうなラージキャップ、ETFが買うベトナムラージキャップ、という観点からベトナム株を選ぶのも面白いと思います。
今回は以上です。引き続き長期目線でベトナム株にいそしみます!
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