■ベトナムドンの為替相場を考える。トルコリラの様な悲劇はない?
こんにちは、ベトナム株、タイ株により不労所得形成・配当生活の実現を「気長に気楽に」目指すうみがめです。
今回は、ベトナム株のパフォーマンスの上でも重要である
ベトナムドン
の為替レートについて考えてみたいと思います。
ベトナム株が上がっても、ベトナムドンが円に対して、大幅に下落したら意味ないですからね。
トルコリラの悲劇は避けたいです・・・(ピークから1/5になっています)
自分は為替の推移を当てられる自信は全くないですが、
とりあえず過去の推移を振り返りたいと思います。
■ベトナムドンと基軸通貨米ドルの推移
米ドルとベトナムドンの過去20年の推移は以下の通りです。
1ドルあたりのベトナムドンでいくらかをあらわしています。
↑にいけばドル高、ドン安です。
2000年は1ドル14000ドンくらいでしたが、
2019年には1ドル23000ドンとなっています。
1ベトナムドンの価値が1ドルに対して継続的に下落しています。
1ドルを受け取るに
2000年は14000ドンですんだのが、
2019年は23000ドンかかることになります。
なので相対的に1ベトナムドンの価値が落ちたともいえます。
一方で、直近2-3年はドンの下落幅が緩やかになっています。
ベトナムドンは管理フロート制で、
ドル(中心)に対し決められたレートから一定の変動幅(例:3%)で推移する様に管理されています。
仮に決められた範囲を超えた場合、中央銀行による為替介入が行われます。
以前はベトナムは貿易赤字国で、貿易収支を改善するために通貨の切り下げをしていました。
しかし近年は貿易黒字国へと華麗に転身しており、それが近年のレートの安定に寄与していると考えられます。
この点はトルコ及びトルコリラにはない安心感をもたらしてくれます。
実際過去1年は上下に変動がありつつ、
下落トレンドにあるとはいえません。
■ベトナムドンと円の推移
続いて、日本円とベトナムドンの推移を見てみたいと思います。
チャートは↑にいくと円高です。
2011年~2012年が円高のピークで、その後円安基調でしたが、
直近は1年/5年は円高基調です。
過去20年 |
過去5年 |
ベトナムは対ドルに幅がありつつもペッグされていることを考えると、
日本円の対ドル円高/円安が、対ドンの円高/円安にも反映されます。
景気後退や、市場がリスクオフになる局面では
対ドルのベトナム安(ドンでもらえるドルが減る)
×
対円のドル安(ドルでもらえる円が減る)
という二重苦により、ドン資産は円換算すると目減りします。
但し、リスクオン局面は逆に、円換算で押し上げ効果が期待できます。
長期投資なので、そもそも資産売却はそれなりに景気が良くなってきてからと考えています。
■結論
結論としては私は為替レートに関しては
楽観視
しています。
トルコリラリスクはゼロ%ではないですが、想定はしていません。
ベトナムが貿易黒字国になっていく、と予想する点が楽観の根底にあります。
為替に頭を悩ますより、
インフレ率を上回る業績成長ができるベトナム株を選ぶ
ことに注力したいと思います。
今回は、以上です。
引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」に
ベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。
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