■東京海上・ベトナム株式ファンドの評価は?分配金や保有銘柄を徹底分析。
こんにちは、ベトナム株、タイ株により不労所得形成・配当生活の実現を「気長に気楽に」目指すうみがめです。
前回はベトナム株の投資信託の紹介について書きました。
今回は人気ベトナム株投信を見ていきたいと思います。
純資産額で圧倒的に一位の
「東京海上・ベトナム株式ファンド(年1回決算型)」
を見ていきたいと思います。
日経新聞及びQUICK資産運用研究所によると、直近の資金流入額のトップです。
モーニングスターより |
■概要・基本情報
- 銘柄選定:銘柄選定はファンダメンタルズアプローチです。
投資銘柄の選定にあたっては、定量分析や企業分析に基づいて、企業の成長性、ビジネスモデルおよび株価のバリュエーション等を勘案して行います
- 運用会社:株式の運用は「Korea Investment Management 2 Co.,Ltd.」(KIM)が行います。
韓国の大手金融持ち株会社「韓国投資ホールディングス」の傘下の運用会社で、2006年よりホーチミン市にリサーチ拠点を設け、ベトナム株式の運用をしているとのことです。
ホーチミンにリサーチの拠点があるとのことで、実際に現地で調査をしているのは安心感があります。
ベトナムファンドの運用残高2位とのことです。
下のBae Seung Kwonさんが運用主担当者とのことです。
商品説明資料より(野村證券HP) |
- 為替ヘッジの有無:外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わないとのことです。
- 信託期限・繰上償還:2028年5月22日まで(2018年7月27日設定)、繰上償還については以下の通りです。
商品説明資料より(野村證券HP) |
■分配金は?
年4回決算型は2月・5月・8月・11月の22日に決算を行います。
年1回型では11月22日に決算を行います。
分配対象額は配当収益や売買益(評価益を含む)ですが、分配対象額が少額の場合は、収益分配を行わないことがあります。
2018年7月27日の設定以来、2019年9月時点では分配実績がありません。
■リターンの分析
2018年に設定された新米ファンドなので、トラックレコードの構築はこれからです。
過去1年のリターンは以下の通りです。
カテゴリー(国際株式・エマージング・単一国・為替ヘッジなし)のパフォーマンスの平均を下回っています。
ベトナム株が高値になった2018年後半に設定しているので、マイナスパフォーマンスは仕方ないですね。
過去1ヶ月ではカテゴリーをアウトパフォームしています。
今後の挽回に期待したいです。
モーニングスターより |
■保有銘柄の分析
運用プロセスとしては、
①時価総額・コーポレートガバナンス等の基準でスクリーニング
これにより300銘柄に絞ります。
②その後、成長性や事業モデル、バリュエーションにより投資対象銘柄を選定します
このステップで100銘柄程度に絞るそうです。
③最後に業績や銘柄選択で最終的なポートフォリオを決定します
最終的には30−70銘柄が残るようです。
19年8月の商品説明資料には、以下の銘柄を中心に47銘柄保有しているとしています。
商品説明資料より(野村證券HP) |
金融・不動産・生活必需品と手堅い事業を営む企業が目立ちます。
今のベトナム株式市場で時価総額や流動性の観点から買える銘柄はこれらの分野がメインとなることも要因と予想します。
FTP等のテクロノジー株の名前がありません。
外人保有率の制限や、一部銘柄ではバリュエーションの問題があるのかもしれません。
このブログで以前触れたサイゴンビール・アルコール飲料(SAB)も入っています。
私の評価は10点中5点でしたが・・・(笑)
買うタイミングにもよりますし、そもそも人によって評価が違うから株はいいですね!
セクター別での内訳は以下の通りです。
やはり金融・不動産・生活必需品と続きます。
これを見る限り、私のエクスポージャーが高い運輸分野はあまり入っていないようです。
商品説明資料より(野村證券HP) |
全体としては、ベトナム経済の成長に合わせて手堅く恩恵を享受できるように狙った、バランス重視のポートフォリオである印象です。
■まとめ:
ベトナム株投信として資産残高トップの「東京海上・ベトナム株式ファンド(年1回決算型)」を見てきました。
手堅そうなポートフォリオが印象的でした。
ベトナム株の中小型銘柄で「きったはった」をやるのが億劫だけどベトナム経済の恩恵は享受したい
という投資家を狙っている印象です。ちなみに野村證券を通して販売されているようですね。
人によって運用スタイルや目的は違いますのであくまでご参考までに。
(ちなみに私はベトナム個別株で「一発でドカーン」と儲ける夢をみたい派です。下にドカーンとならないことを祈ります)
今回は、以上です。
引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」に
ベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。
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