■ベトナムのテック株(情報通信)をスクリーニング
今回はベトナム株の中でも
テクノロジー株(情報通信)
を見ていきたいと思います。
私は高配当なベトナム株に投資をすることで、不労所得形成を目指しておりますが、
テクノロジー分野であれば、
ベトナムの中でもひときわ高成長な企業を発掘できるかもしれません。
現在の保有銘柄は、
ベトナムコンテナ、タンカンロジスティック(コンテナ)
ビンミンプラスチック(プラスチック)
といったベーシックな事業分野に関わる企業に投資をしてまして、
「成長はそこそこ、還元は手厚い」
という、いわゆるバリュー系のベトナム株です。
これらの銘柄から創出される配当(インカムゲイン)を
グロース株につっこんでいく戦略を考えています
ベトナム株の場合はえてしてそういう株もそこそこ配当してくれたりします。
■世界一シンプルなスクリーニングの基準
それではVietstockでスクリーニングしていきたいと思います。
まずはVietstockが区分しているセクターの中で
ICT(おそらくInformation and Communication Technology)セクター
を選択します。
まずこの時点で29社あります。
企業数の少なさに若干不安になりますが、こんなものなのでしょう。
その中で、さらに独断と偏見で、以下の基準でスクリーニングしていきたいと思います。
1)PBRが1.0倍未満の銘柄を除外する
2)営業赤字の会社は除く
つまり
PBR1.0倍以上の営業黒字企業
を選別することになります。
日本株に詳しい皆さまは
「こんなのほとんど該当してスクリーニングにならないよ」
と思われるでしょう。
しかし何と、これだけで29社→6社になりました。
Vietstockより |
多くの企業がブック割れの評価を受けているのですね・・・
一応、上記の基準を選んだ理由を説明します。
■PBRが1.0倍以下の銘柄を避ける
PBR1倍を下回る=評価が低い(将来のROEの期待値が低い)(PBRについて)
というケースが大半です。
評価が低いことには往々にして、理由があります。
今回、ベトナム株の情報通信分野に投資するのは、
その成長性・グロースを重視しているからです。
逆に言えば、テクノロジー分野は日夜技術革新があり、
栄枯盛衰のサイクルが早いので、
例えば電力会社より競争リスクが高いと考えられます。
そのリスクに見合う成長ポテンシャルを求める必要があります。
その様な成長が求められるセクターで
PBR1倍を下回る評価を受けている銘柄は
得てしてろくな企業ではないことが多いです。
日本株でPBR1倍割れか、その近辺にある銘柄で思いつくのは
ミクシィやクックパッドです。
なんとなく、成長するイメージがあまりないですよね?
両社について深く調べたわけではないので、あくまでイメージですが、
両社とも過去の成功により手元現金は手厚い中、
コア事業が衰退トレンドにあるイメージです。
成長していれば、資金を投じて、売上を拡大する
というサイクルになるのですが、
そうならないから現金が積み上がり
PBRバリュエーションも低位になります。
(*ミクシィやクックパッドに投資することを否定しているのではありません。ミクシィは自分でも過去関心を持ったことがあります。)
ということで、ベトナム株においてもPBR1倍以下のテクノロジー企業は避けたいと思います。
以前買おうとしたFPTはPBR2倍です。
ちなみにシクリカルセクターでは、PBR1倍割れであればむしろ好機と捉えたりします。
■営業赤字の企業を避ける
二点目に関しては、非常に単純明快ですね。
赤字は株主資本が毀損していくので、
買うべきではないですね。
例外としては、
・構造改革の費用が先行してかかってるが、将来の黒字浮上が手堅いケース
・リカーリングビジネスモデルの先行投資により赤字で、黒字を出そうと思えば出せるケース
この場合は、投資対象になりますが、そうではない場合、投資することはないです。
■スクリーニング結果
途中の説明が長くなりましたが、あらためて以下がスクリーニング結果です。
Vietstockより |
当然FPTも入っています。
スクリーニング基準についての記述で
長くなってしまったので、今回はここまでにしたいと思います。
別の機会にこの中から面白い銘柄があるか見ていきたいと思います。
今回は、以上です。それではうみがめみたいに気長に株を楽しみましょう!
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