現在、ベトナム株のスクリーニングをしてまして
1)配当利回りが高く
2)営業損益が赤字ではなく
3)配当性向が100%を下回っており
4)SBI証券で購入可能な銘柄
5)外国人保有率が上限値近くない
これらの点に該当すると思われる銘柄を分析しており、このブログでも紹介したいと思います。
今回は、
配当利回り10%で、ベトナムの不動産市場の拡大の恩恵を受ける、建設・不動産会社
チュオン ズオン(CDC、Chuong Duong Corporation)
を分析します。
それでは見ていきましょう。
■会社概要
以下が会社概要です。簡単に言えば、建設会社+不動産業というイメージですね
チュオン・ドゥオン(Chuong Duong Corporation)はベトナムの建設会社。
同社はインフラ、交通構造物と電気配線、及び商業ビル、住宅と工業製造建物の建設に従事する。
同社はまた、都市部や工業地帯の開発、並びに住宅物件の賃貸・管理に従事する。
さらに、コンクリート・モジュールと金属部品など建設資材・用品の製造・売買、並びに造園及びインテリアデザインサービスの提供を行う。(SBI証券より)
会社のウェブサイトからもう少しイメージを掴みたいと思います。
ベトナム語でわかりませんが、以下の様な建物を建設したり所有していたりするみたいです。
ちなみに英語のページは建設途中とのことです・・・・
■株価チャート
株価は年初来でまずまずのパフォーマンスです。
ただし上がったり、下がったり、ボラティリティが激しいですね。
Tradingview |
過去5年ですと以下の様なチャートです。
18年まで素晴らしいパフォーマンスでしたが、19年に入って落ちています。
Tradingview |
■業績
4−6月期の業績は1−3月期と比較して、売上は減収となりましたが、営業利益は増加しました。
営業利益率は4−6月期で9%程度出ているようで、まずまずの業績です。
Investing.com |
■配当
配当は19年には1株1500ドンを支払う計画です。
現株価が15600ドンなので、配当利回りは10%弱と、高配当です。
直近の四半期のEPSは500ドンです。
これは年換算すると配当性向は75%です。
少し危険水域ですね。
Vietstock |
過去はしっかりと配当を実施しており、かつ増配基調にあります。
この点は好印象ですね。
Investing.com |
■最終評価
10点満点で評価をつけるとすればチュオンズオンは7点です。
7点は「ぎりぎり投資対象・他に良い銘柄がなければ投資する」、というバックアップ的な位置付けです。
配当性向が高い点や売上に減速感がある点が減点要因です。
ただし「建設+不動産」は有望な分野で、うみがめのポートフォリオにもないので、
他に良い企業がなければ投資したい銘柄という位置付けです。
今回は、以上です。それではうみがめみたいに気長に株を楽しみましょう!
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