自分が実際に投資しているベトナム株、タンカンロジスティック(TCL)を紹介したいと思います。
ただしあくまで個人見解でして、サイトの閲覧者に銘柄への投資を勧誘・推奨しているものではありません。投資は自己責任でお願いします!
●最強のバリュー銘柄!? 配当利回り7%【タンカン ロジスティックス(TCL】
タンカン・ロジスティックス(TCL)/TanCang Logistics and Stevedoring JSCは港湾サービス会社。サプライチェーン向け貨物輸送、コンテナ荷役を事業としています(SBI証券より)。
↑の様なコンテナの荷役や港湾周りの物流の管理をしている会社です。こちらがウェブサイトです、彼らのどんな事業をやっているのか、どんな会社なのか、雰囲気がわかります。http://tancanglogistics.com/en/Pages/default.aspx
●タンカンロジスティックス(TCLの配当推移と持続性
まずは投資家の関心が高いと思われる配当推移とその持続性について見ていきます。
以下が過去の配当推移です。
19年:2000ドン
18年:1800ドン
17年:1500ドン
16年:1500ドン
15年:1800ドン
14年:1800ドン
12年:1800ドン
・19年の配当は?:2000ドンの配当を既に実施しています。昨年の配当の1800ドンに対して増配となります。
・過去8年間保有していたらどうなっていた?:12年から保有していれば配当だけで19年までで計12,200ドンを回収していることになります。19年11月時点の株価が28,000程度なので、40%程度に匹敵します(もちろん買った際の株価が大事なのですが)。
・配当利回りは?配当の持続性は?:19年11月時点の配当利回りは7%です。タンカンロジスティックの19年の配当額は2000ドンになりそうですでして、19年9月までの過去12ヶ月の合計のEPSは3958ドンなので配当性向は約50%となり、配当を十分維持できる稼ぎです。
●タンカンロジスティックスに投資している理由
正直、「凄い技術を持っていてわくわくする将来性のある企業」・・・ではないですね!
ただ
①コンテナという確実に需要成長が見込める事業、
②バランスシートが強靭で、過去のキャッシュフローも優秀であった、
③割安であった、
という3点から投資を決定しました。其々の理由をもう少し書いていきたいと思います。
●理由①コンテナという確実に需要成長が見込め、競争リスクが低位な事業
まず世界の流れとしては、中国以外の製造地の確立が流行となっており、今後その流れはより強化されていくと思っています。その有力地の1つがベトナムと考えています。この事については過去記事をご参照ください「https://www.stockmemo.com/2018/12/blog-post_28.html」
つまり今後は「もの」がよりベトナムに集まり、ベトナム内で製造され、世界に出て行く、ということが想像できます。なので運輸・輸送のインフラの需要は増える、と考えています。極めて単純です。
運輸は政府の関与もあるので、競争リスクも少ない点も魅力です。仮に製造業を選ぼうとすると、10年後・20年後に生き残る企業を選ぶのは難しいです。日本企業でも難しい中、情報が少ないベトナムではなおさらです。
●理由②BSとCFが優秀
そもそも投資対象を絞るために、SBI証券で投資できる全銘柄を対象に、過去の財務推移の比較・スクリーニングをしました。その際に過去10年程度のフリーキャッシュフローを見たり、粗利率や営業利益率の推移、財務状態を確認しました。手軽な方法としては、株価、財務、バリュエーションについてはこちらで確認できます。https://www.investing.com/equities/tan-cang-logistics-and-stevedoring
TCLは其の中でもトップクラスの優秀さでした。FCFは過去10年でほとんどプラス、結果として財務も強靭です。ベトナムという情報が限られた市場に投資をする上で、既存事業がしっかりと回っており、デフォルトリスクが低い点は評価できます。
コンテナと共にお金が積みあがっていくのがイメージできます |
●理由③バリュエーションが安い
上記のinvesting.comでも確認できますが、バリュエーションは圧倒的に安いです。なんと、PER6.5倍、配当利回り6.8%(19年5月時点)。これはコモディティを扱うシクリカル銘柄につくようなバリュエーションです。
コンテナも需要は短期はシクリカルではありますが、長期ではベトナム経済の発展ともに安定して伸びると予想します。また供給能力も大きく変化しないので、長期の事業環境は良好に思えます。
そうすると現在の株価「年間利益の6-7年分、配当だけでも16年程度で回収できる水準」にある、という点は非常に魅力的だなと考えました。
●直近の決算の動向(19年11月更新)
■19年7−9月期の決算:前年比増収。粗利率も持ち直しており◯
・7-9月期の売上は前年比で2.6%増収でした:19年4-6月に比べると微増です。マクロ経済は不透明ですが、タンカンロジスティックの事業環境に異変はないのがわかります。7-9月期の粗利率は17%と前年と同水準でしたが、4-6月期の15%から改善しました。
・7-9月期のEPS(一株あたりの利益)は1058ドンでした:過去12ヶ月(18年10月〜19年9月)の合計のEPSは3958ドンです。 19年11月の株価のPERは7.0倍となります。また9月末のBPSは33,450ドンとPBRは0.8倍です。バリュエーションの面から割高感がないのは安心材料です。
●まとめ:長期視点でTCLの今後に期待しています
以上、うみがめが投資しているベトナム株の紹介其の①でした。うみがめなりの観点から投資対象を選定しております。0になってもいい、という心持ちで投資をしております。
皆様も良いベトナム株情報があれば是非教えてください!
今回は以上です。引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」にベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。
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