足元でベトナムへの投資は順調に増大しているようです。
・ベトナムはSAFE HAVENではない
良い面だけ語るのはフェアではないので、当ブログではリスクもしっかりと述べたいと思っています。
ベトナムのリスクとして、中国と同様に米国といざこざがおきる、というシナリオは覚悟はしておきたいです。
(なので資産の大半をベトナム株につっこむということはしません)
参考に、5/20発行のBBCの記事「US-China trade war: Moving to Vietnam to avoid sanctions」を見ていきたいと思います。
この記事のポイントは以下です。
①米中貿易摩擦の以前から中国→ベトナムへのシフトの流れがあった。中国の人件費上昇が主な背景。
外国企業のみならず、中国企業も同様の動きをしていた
②米中貿易摩擦により、足元のベトナムへの投資は加速している。
事実、中国によるベトナムへの投資額は19年1月〜4月の4ヶ月間だけで、18年の投資額の65%に相当している
③ただし問題がないわけではない。コスト(人件費、土地・建物)増加が1つ。
また米政府は中国企業のベトナムへの製造地のシフトによる関税回避に気づいており、将来的にはMade in Vietnamでは関税を回避できないリスクもある。
以上のようにベトナムが米中の貿易摩擦の安全地帯とは限らない点は留意したいです。
またそもそもベトナムは社会主義であり、紛争リスクもある点から、資産の大半を突っ込むようなリスクの取り方は危険な印象です。
・ちなみに私はタイ株も投資対象にしています
なので私はベトナム株に加え、日本株、米株、そしてASEAN内ではタイ株の投資を始めています。
以前の記事書きましたが、ベトナムと同様の文脈で、タイも成長が期待できます。
ベトナム株式の調査を開始します。「チャイナ・プラス・ワン」の加速を見据えて
2019年、そしてその後の5年・10年という時間軸で中国→ASEAN・インドへのテクノロジーの製造拠点・サプライチェーンの移管が重要なテーマになると強く感じています。 その中でベトナム(つまりベトナム株)に注目したい、その中でもまずは基本的なインフラ系の企業に注目して今後調...
政治体制や中国との距離感も、ベトナムと比べて安心感があります。
(ベトナムと同じく女性が比較的可愛いのも良い点です)
日本の一流企業の多くが製造拠点をタイに構えている点も安心材料ですね。
今後発展していくための、一定レベルのインフラや人材がいることを示しています。
既に投資しているタイ株がありますので、こちらも今後紹介していきたいと思います。
それでは、うみがめみたいにのんきに気長に株を楽しみましょう!
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