「電子部品の受託生産を行うD社によると、米国の対中関税賦課を避けるため、ベトナムへの発注を増やしている在中国企業も多いようだ」
以上はベトナムにある日系企業で
米中貿易摩擦の影響がプラスである
と回答した企業の声の一部です。
これもジェトロが2月に発表したリリースですが、プラス影響と答えたのはASEAN諸国の中でベトナムが最多だったようです。
ただし注意したい点として、「マイナス影響がある」と答えた企業の割合の方が多かったので
短期的には製造移管やサプライチェーンの混乱で、ネットのインパクトはマイナスとなる可能性があります。
ただ中長期的な視点に立つとプラス影響も大きくなってくるのというのが私の印象です。
それでも既にプラス影響を感じている企業があるのは、ベトナムが中国の代替生産地として期待されている証左だと思います。
一方で、最後には興味深い一文もあります。
「中国製部材を用いたベトナム製品が米国の制裁対象となる可能性も否定できないことから、米中貿易摩擦の動向を注視する必要がある」
以前も書きましたが、この可能性も留意する必要がありますね。
それでは、うみがめみたいに気長に株を楽しみましょう!
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