2018/10/18

投資調査:マネックス(8698):日経報道の2Q減益は想定線

10/18日本経済新聞の朝刊がマネックスの2Q業績の観測記事を出しました。ヘッドラインは以下の様になります。

”インターネット証券大手4社の2018年4~9月期の決算は、松井証券とマネックスグループの2社が前年同期比で最終減益となったようだ”




(全文は日経新聞で
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3660060017102018EE9000/)

自分としては、以前記事で「増益は難しい」と書いた内容に沿った業績でインラインです。

リンク投資調査:マネックス:2Q及び今期業績を考えてみる

株価も大きな反応はなく、やはり市場にもリスクが浸透していたようです。

また記事には以下の様にありました。

マネックスの連結純利益(国際会計基準)は微減の20億円弱だったもよう”

1Qの純利益は12億円だったので、2Qは8億円弱(QoQ-30%強、YoY-50%程度)となります。(ちなみに景気に連動する金融セクターは四半期の動向(QoQ)がより重要です)
上期の純利益の平均は1四半期で平均して10億円です。これを四倍すると通期で40億円です。

(これはクリプト事業のポテンシャルを評価していないベースで、マネックスが通常の業務で創出する純利益のざっくりとしたイメージです。ベンチャー投資による売却益等も過少評価していると思います)
現時点では総還元性向は75%の方針なので、40億×75%=30億円が配当なり、自社株買いで株主に還元されます。
10/18午後1時近くの時点では時価総額が約1400億円です。
よって総還元利回りは30億円÷1400億円=2.1%になります。

あくまで個人的な見解ですが、クリプトのアップサイドがあるという前提だと、悪くない水準です。
ちなみに既に20億円を上限とした自社株買いが実施されています。
リンク:投資調査:マネックス:自社株買い発表

クリプトが立ち上げれば業績の期待値が上がる可能性が高いのは言うまでもありません。
ホルダーとしては、早く認可が降りて欲しいです。

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